僕は今小説家になるべく新人賞に原稿を出すということを続けている。しかし僕もいい加減かなりの歳だし、このまま作家になれないという可能性についても検討しなければならない。大体、仮に新人賞を受賞できたとしても二作目を出せるかどうかはわからない。以上のような場合について、僕は自分の在り方を克明に想像しなければならないだろう。

恥ずかしながら告白すると、僕は今までだいぶ負け組よりの人生だった。それで、ここらで小説家にでもならなければ割に合わない、これまで自分は損ばかりしていたのだから、と思っていた。気持ちが張り詰めていた。

しかし考えてみればそんな事情は他人には関係がない。それは僕の気持ちの問題でしかない。気持ちでは他人は動かない。僕に本来できるのは面白い小説を作ることだけだ。その面白さがライバルたちを上回っていれば新人賞を獲れるし、そうでなければ落選するというだけである。世の仕組みはとても単純だ。

これから、敗北するだけの人生というのもありうるな、と思う。それを僕は今この瞬間とてもありありと想像している。それでがっくりと肩を落としている。自分は何ひとつ願いの果たせない人生を送ることになるのかもしれない。でもそういうことも起こりうる。というよりずっと負け続ける可能性の方が高いのだ。だから僕は今からその覚悟を固め、そのような世界において、それでも自分は何をするのかということを決めなければならない。

それがプランBである。具体的には、僕はこれからインターネットーー具体的にはカクヨムーーに自分の書いた小説を集める。それとYoutubeにボイスドラマをアップロードしていく。また、簡単なテキストアドベンチャーのゲームを作成し、公開していきたいと思っている。

つまりあきらめ悪くバズる可能性を少しでも高めながら、それとは別に、コンテンツ作成を通して自分はどのような真理をつかみたいのかを模索していく、ということになるだろう。