2026年の記事
全28件
2026年
ブログのデザインを一新しました
ブログのタイトルを「六つの塔」に改め、デザインも一新しました。
続きを読むAI時代に対応してほしい
僕は普段はNolaというアプリを使って小説の執筆をしているのだが、最近その機能に不満を覚えた。Claude Codeがその機能にアクセスして利用するということができないのだ。
続きを読む文章は見た目が一番大切だ
僕はこのあいだ人から「私の書いた小説を読んで感想を言ってほしい」と言われたので、読んでみた。そうしたらその小説は縦書きに組まれたPDFであるにもかかわらず段落冒頭の字下げがなかった。
続きを読む活字の魔力が消滅した
現代では活字の魔力が消滅したと僕は思う。この場合の活字とは、紙に印刷された文字のことを指す。紙の本や新聞紙から力が失われてしまったと言ってもいい。
続きを読む中身が空の箱について
『ドン・キホーテ後篇』と『百年の孤独』と『豊饒の海』はいずれも同じ結論を出している小説だ。簡単に言うと「物語というのは中身が空のクッキーの箱だ」というのがこれら三者の主張である。
続きを読むなぜ物語の構造を理解するのはむずかしいのか
ずいぶんと長く書き続けてきたが、僕のブログは全然人に読まれない。このことからおのずとわかってきたことがある。それは物語を解釈するのはむずかしいということだ。
続きを読む村上春樹は答えを示している
村上春樹の書く小説に対して多くの人々が次のような感覚を抱いている。すなわち作者が物事を明言せず、結論を書かずにぼんやりとした形のまま話を置いている、と彼らは思っている。
続きを読む古典の骨格を再利用する
僕は小説をまったく読まない人でも理解できるような文学を作りたいと常々思っている。なぜなら僕は文学的な価値というものを強く信じているからだ。
続きを読む引き続き文体について考える
最近僕は元気がない。体調はよいのだが、小説を読む気も書く気も起きないのだ。要はずっとぼうっとしているような気分だ。自分で言うのもなんだが、心ここにあらずである。
続きを読むある興味深いやり取り
この前僕はネット上で興味深いやり取りをした。ある人がチャット欄に他者のツイートのURLを埋め込み形式で貼ったのだ。それは内容としてはウェブ小説家の嘆きで、自作に否定的なコメントがついたことを被害者ぶって喧伝していた。
続きを読む『真子と鏡』を読む
自作の中編小説『真子と鏡』について述べる。本稿はすでに同作を読み終えた者を対象にした記事になっている。『真子と鏡』の直接の祖先はホフマンの『大晦日の夜の冒険』である。
続きを読む『HUNTER×HUNTER』を読む2
漫画『ハンターハンター』の最大のテーマはゲームである。「どうすればゲームを最大限面白く遊ぶことができるか」という問題意識が作者にはある。
続きを読むAIに小説の審査をやらせると、人々は何をし出すか
「小説の新人賞への応募者が多すぎて審査のコストがかかるというなら、AIに小説の審査をやらせてみてはどうか?」と提案している人を僕はツイッターで見かけた。
続きを読む心はない
僕はここのところずっとザ・ストロークスの曲を聴いている。特に気に入っているのはゴーイング・ショッピングとアダルツ・アー・トーキングだ。
続きを読む祭りが苦手という話
僕は祭りが苦手だ。文字通りの祭りが嫌いなだけでなく、音楽のコンサートも同人誌即売会も嫌であり、参加したくない。さすがに祭りにいったことや通り道として通過せざるを得なかったことは幾度もあるが、音楽のコンサートと同人誌即…
続きを読む新しい文体
この記事では二つのことを書く。一つ目は僕の小説の書き方の姿勢のこと。二つ目は僕が新しく書く小説の文体のことだ。ここ数ヵ月は僕は動画制作をしていた。
続きを読む動画『結月ゆかりはコピー機になるようです』を公開しました
長編動画の『結月ゆかりはコピー機になるようです』をYoutubeとニコニコ動画で公開しました。全部で四本のシリーズもので、完結済みです。
続きを読む『ちいかわ』8巻を読む
僕は『ちいかわ』の1巻から8巻までを読んだ。面白かった。この記事ではネタバレありで8巻について述べようと思う。8巻はいわゆる「セイレーン編」である。
続きを読む小説『真子と鏡』を発表しました
自作の小説『真子と鏡』を同人誌で発表しました。編者は九頭見灯火さんです。次のリンクからお買い求めいただけます。『真子と鏡』は、主人公がある日に突然、鏡に自分の姿が写らなくなることから始まります。
続きを読む『百年の孤独』の核心
長い小説を書くためには、それだけの距離を走破するだけのモチベーションが必要になる。作者にとっての興味や関心と言い換えてもいいだろう。
続きを読む長編小説を書いている
近況報告の記事である。僕は今長編小説を書いている。取りかかる前に全体で155000字になるだろうと予測をした。前半が75000字で後半が80000字という予測だ。
続きを読む『ロリータ』を読む
僕は新潮文庫でナボコフの『ロリータ』を読んだ。あまり面白くなかった。ただ読むことで考えさせられることがあったので、今回はそれについて書く。
続きを読む死にたくなったときに読む小説
以前に僕は長篇小説の『アラタ』を発表した。多くの人に読んでほしい作品なので、今日はこの小説を紹介する。ひとことで言えば『アラタ』は「死にたくなったときに読む小説」である。
続きを読む『高野書店』を読む
『高野書店』の要諦はともかく「羽目を外す」ということだろう。この物語はあるべき規範からどこまでも逸れていく。これが長篇小説なら逸れるだけ逸れたあと正しい道に戻ってくることも可能かもしれないが、一万字という短い小説なの…
続きを読む小説のコンテストはやがて消滅するかもしれない
現代日本では小説のコンテストや新人賞がいろんなところでおこなわれている。しかしこれらのコンテストは十年後にはほとんど消滅しているかもしれない。
続きを読む『書記バートルビー』を読む2
僕は『バートルビー』を再読した。それで思ったのは、前に書いた記事は芯を外した読解になっているな、ということだった。そこで本稿であらためて『バートルビー』を読み解いていく。
続きを読む分かたれた二つの層
最近僕は小説の書き出しだけを書いた。200文字ぐらいの内容で、第一文で主人公に何か衝撃的なことが起こり、それによって主人公の心は二つに割れてしまう。
続きを読むアイロニーと犠牲
前回の記事の続きである。『オイディプス王』においては主人公オイディプスが犠牲になることによって、乱れた国テーバイが回復する。
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