六つの塔

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六塔掌月のブログ

2021年の記事

全26件

2021年

  1. 『黒猫』と『アッシャー家の崩壊』を考える

    僕はホラー物が好きでない。小説も漫画も映画もホラー物は鑑賞しない。怖いことを楽しいと思えないのと、どうもホラーは純然たるエンターテイメントでしかないという印象があって、興味が湧かないのである。

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  2. エヴァンゲリオン新劇場版を読み解く

    本稿では映画エヴァンゲリオン新劇場版のストーリーを読み解く。この記事はすでに四部作をすべて観た人を対象にしている。エヴァンゲリオンのストーリーを把握するうえでもっとも重要な点は、巨大ロボットに乗り込むことは父性と母性…

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  3. 二つの道

    物語の普遍的な構造の一つに二つの道というものがある。楽な道と困難な道の二つが主人公の前に示されており、主人公はどちらを選ぶか逡巡するというものだ。

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  4. 『ドラゴンボール』の物語を考える2

    前回の記事でピッコロ大魔王編を考察した。次はラディッツの襲来からフリーザとの闘いで終わるサイヤ人編について考える。サイヤ人編では悟空の罪というものが強調される。

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  5. 『ドラゴンボール』の物語を考える

    漫画『ドラゴンボール』の中心にあるものは、あらゆる願いを叶えるドラゴンボールという宝と、主人公の孫悟空である。彼の特徴は無欲なことだ。

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  6. 『納屋を焼く』を読む

    村上春樹の短編『納屋を焼く』について考察する。普通に読むと、納屋を焼いたことが原因となって「彼女」が失われたように読者には思われる。

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  7. 『ダブリナーズ』の構造を読み解く

    前回の記事からの続きである。次のような大きな三つの力が作中で働いている。ただし例外もそれなりに存在し、これらの基調の力に対するカウンターとして働いている。

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  8. 『ダブリナーズ』を概観する

    ジョイスの『ダブリナーズ』を柳瀬尚紀訳で読んだので、それについて書く。この小説の中心を貫く構造はソーントン・ワイルダーの戯曲『わが町』に似ている。

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  9. 村上春樹の文体の最大の特徴

    『ノルウェイの森』以降の村上春樹の文体の最大の特徴は、文末に「である」または「であった」を置くことを避ける点にある。「である」という断定は父性的である。

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  10. 『金閣寺』の物語について

    幼時から父は、私によく、金閣のことを語った。『金閣寺』において父という存在は重要である。金閣寺の美について主人公に教え込むのは実の父親であり、それを表す文が最初に置かれているからだ。

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  11. 『日はまた昇る』を読む

    ヘミングウェイの『日はまた昇る』を高見浩訳で一度だけ読了した。ともかく一度目の感想としては、まったく面白くなかった。名高い古典でこれほど退屈な読書体験は珍しい。

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  12. 『金閣寺』の文体について

    三島由紀夫の『金閣寺』の文体について書く。金閣寺の文体の特色として、文末が多彩なことが挙げられる。次に例を引用する。寝ても覚めても、私は有為子の死をねがった。

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  13. 『二つの心臓の大きな川』を読む

    ヘミングウェイの『二つの心臓の大きな川』を三回読んだ。それについて書く。この作品は『日はまた昇る』同様にほとんど主人公の内面の描写に文章が割かれない。

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  14. ヱヴァンゲリヲン新劇場版を読み解く

    これまで本ブログは二回に渡って『シン・エヴァンゲリオン』を読解してきた。本稿ではヱヴァンゲリヲン新劇場版を序から始めて最後まで読み解いていく。

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  15. 鉄道について考える

    僕はVtuberの文野環ちゃんが大好きだ。そして文野環ちゃんは鉄道が大好きだ。それで僕も最近鉄道というものに興味を持ち始めた。

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  16. 『1Q84』を読む1: 繰り返される「ヤナーチェック」

    『1Q84』の最初の青豆の章には、文庫版では24ページの中に「ヤナーチェック」という固有名詞が13回も登場する。この繰り返しについて本記事では解説をおこなう。

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  17. The VinesのGet Freeを読み解く

    The VinesのGet Freeは優れた歌だ。この曲の歌詞のポイントは"I'm gonna get free"と"She never loved me"の繰り返しにある。

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  18. 『ゲド戦記 影との戦い』を読む

    『ゲド戦記 影との戦い』は傑出した文学である。それは感触として分かるのだが、僕はまだその全貌を掴み切れていない。理解できたという感じがしないのである。

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  19. 村上春樹の『ウィズ・ザ・ビートルズ』について

    村上春樹の短編『ウィズ・ザ・ビートルズ』は、内容が優れていることはもちろんだが、何より見るべきなのはその文体である。それは読みやすさというものに全てを懸けた文章だ。

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  20. 『スワンの恋』を読む

    プルーストは『失われた時を求めて』を書くに当たって、作中にいくつかの山場を設定した。大変長い物語を読むのは読者にとって苦痛であることを彼はよく承知していたので、彼らが最後まで興味を失わずに読み進められるよう、エンター…

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  21. 『天気』について

    日本語の散文詩を色々読んできたが、その中で最も優れたものは西脇順三郎の『天気』だろう。(覆された宝石)のやうな朝 何人か戸口にて誰かとさゝやく それは神の生誕の日。

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  22. 分裂と統合・その2

    岩崎夏海が喝破したようにすべての文学には分裂という問題がつきまとっている。例えばレイモンド・カーヴァーの『ささやかだけれど、役に立つこと』では、前に考察したように、書き手の思いは幸福な人々と不幸な人々の二者に分裂している。

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  23. 『クララとお日さま』を読む

    カズオ・イシグロの『クララとお日さま』について書く。本作の物語は単純な一本道である。クララという召使い的な位置にいる主人公が、主人であるジョジーに奉仕し続け、最終的には主人を救い、そのために破滅に至るというものだ。

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  24. やる夫スレの作品一覧

    自作のやる夫スレの一覧です。

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  25. 『シン・エヴァンゲリオン』を読み解く

    本稿では映画『シン・エヴァンゲリオン』の物語を読み解く。エヴァンゲリオンのストーリーを把握するうえでもっとも重要なことは、巨大ロボットに乗り込むことは父性と母性の両方を象徴する行為だ、ということだ。

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  26. 村上春樹の文章の特長

    村上春樹の文章の特長について思う所を述べる。この記事は村上春樹を読んだことがない人でも読めるように書かれている。村上は作品のテーマと合致した文章のリズムを作ることが上手い作家である。

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