今日は学びがあった。カクヨムの公式Discordサーバーを眺めていたら、辛口OKで自作の小説の感想を募集している人がいたので、僕はそれを読んで感想をつけてみた。言い方はさすがに品性があるように工夫をしたが、内容としては「つまらなかったので途中で読むのをやめてしまった」というものである。

すると相手はおそらく怒ったのであろう。長文で言い訳を書いてきた。僕は、相手がこちらの指摘にちゃんと向かい合おうとしていなかったので、非常に不快だった。それでこの体験について色々考えさせられた。

まず、感想を求めている相手に感想を書くのは危険なことだな、と思った。自作の感想を求めている人が目の前にいたら、ほとんどの場合は無視した方がいいだろう。彼らはおおむね爆弾のようなものだ。自分でそれと自覚がないので厄介である。

次に気づいたのは、これが最大の学びだったわけだが、僕は芸術を鑑賞するにあたって忍耐力がないということだ。具体的にどれぐらい忍耐力がないかというと、『失われた時を求めて』全十四巻のうち、途中の四冊を飛ばして読み、最後まで読み進めたぐらいである。つまり十冊しか読んでない。忍耐力がない男なのである。

どうやら僕はこれを、長期間にわたって意図的にやっているらしい。無意識が進んで自分をそういう状態にもっていっているようなのだ。気が短いと、どうも芸術に対する感度が上がるようである。これは良いことだな、と僕は思った。これからもますます気を短くしよう、限界まで忍耐力を下げよう、と思った。