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2024年
『心は孤独な狩人』を読む
村上春樹の訳でカーソン・マッカラーズの『心は孤独な狩人』を読んだ。とてもいい小説だった。それについて書く。本作の中心人物は聾唖のシンガーである。
続きを読む見るなの禁とエディプス・コンプレックスの共通点
最近、夏目漱石の『三四郎』を序盤だけ読んだ。そこで僕はどうにも驚かされた。まさに冒頭がエディプス・コンプレックスの話型だったからだ。
続きを読む善意とは何であるか
人は何をするにしても他者を害しうる存在である。道を歩くことひとつをとってもそうだ。他者の前に立てばとうぜん相手は通行できずに迷惑するだろう。
続きを読む『オイディプス王』を読む
福田恒存の訳で『オイディプス王』を二度読んだ。それで思ったことを書く。『オイディプス王』は数で言えば素数である。つまり分解というものができない。
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2023年
『スローターハウス5』を読む
早川書房から出ているカート・ヴォネガットの『スローターハウス5』を読んだ。それについて書く。この小説で書かれていることはひとつだけだ。
続きを読む『ユービック』を読む
フィリップ・K・ディックの『ユービック』を読んだ。それについて書く。この作品にはあらゆるところに「二つの力の対立」というモチーフが姿を見せる。
続きを読む映画『君たちはどう生きるか』を観る
映画『君たちはどう生きるか』を一回観た。それについて書く。この記事はネタバレを含んでいる。この映画の最大の特徴は、説明がさっぱりないことである。
続きを読む『スプートニクの恋人』を読む
村上春樹の『スプートニクの恋人』を二回読んだ。とても良い小説だと思った。それについて書く。まず確認しておきたいのは、この小説は構造の読解がむずかしいということである。
続きを読む『高い城の男』を読む
フィリップ・K・ディックの『高い城の男』を読んだ。面白かったので、それについて書く。物語の名作というのは多くの場合、読者に対して優れた問いかけをする。
続きを読む『流れよわが涙、と警官は言った』を読む
フィリップ・K・ディックの『流れよわが涙、と警官は言った』について書く。本書のクライマックスは主人公タヴァナーがメアリー・アン・ドミニクと出会い対話をする場面である。
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