六つの塔

六つの塔

六塔掌月のブログ

記事一覧 11ページ目

2023年

  1. 『国境の南、太陽の西』を読む

    村上春樹の小説にくりかえし現れるテーマとして、完璧にくっついている一組の男女というものがある。たとえば『ノルウェイの森』のキズキと直子がそうである。

    続きを読む
  2. 『古事記』を読む2

    古事記に海はくりかえし登場する。イザナギとイザナミが矛を突き立てる原初の混沌も、たぶん海がイメージの源なのだろう。その後にイザナミの死を経過してから、イザナギは三貴子を産む。

    続きを読む
  3. 『青い花束』を読む

    岩波文庫の『20世紀ラテンアメリカ短篇選』で、パスの『青い花束』を読んだ。非常に短い作品だがとてもよかったので、この記事を書くことにした。

    続きを読む
  4. 影と鏡像5

    影と鏡像は負の姿である。それは正の姿としては、古事記における二ということになる。西洋的な価値観から古事記における二の姿を見ると、それは影と鏡像として目に映る。

    続きを読む
  5. 『街とその不確かな壁』を読む

    村上春樹の『街とその不確かな壁』について書く。この本は別段面白くはないし感動的でもない。文章そのものにもこれといった刺激や独特の味はないから、読者としては最初から最後まで同じ味のコース料理を食べさせられているような気持ちになる。

    続きを読む
  6. 『古事記』を読む1

    いま僕は河出文庫の現代語訳の『古事記』を読んでいる最中だ。全体の1/3まで読み進めた。今日はここまでで心に留まったことを書いてみたい。

    続きを読む
  7. 『書記バートルビー』を読む

    僕は光文社古典新訳文庫で『書記バートルビー』を読み、その後に柴田元幸の訳で『書写人バートルビー―― ウォール街の物語』を読んだ。

    続きを読む
  8. 『1Q84』を読む4: 卵型の比喩

    リトル・ピープルに対抗するもの。それこそが個人の願いである。自分固有の願いを持ち、育て、また自覚すること。それを守り切り、かなえること。

    続きを読む
  9. 『1Q84』を読む3: リトル・ピープルの正体

    前回の記事で、見えない力が作用して、作用される側が力を行使するという構造について言及した。これはリトル・ピープルについても同じことが言える。

    続きを読む
  10. 『1Q84』を読む

    あらためて村上春樹の『1Q84』を読み解いていく。本稿は読み解きをおこなった記事の目次である。

    続きを読む