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2023年
『国境の南、太陽の西』を読む
村上春樹の小説にくりかえし現れるテーマとして、完璧にくっついている一組の男女というものがある。たとえば『ノルウェイの森』のキズキと直子がそうである。
続きを読む『古事記』を読む2
古事記に海はくりかえし登場する。イザナギとイザナミが矛を突き立てる原初の混沌も、たぶん海がイメージの源なのだろう。その後にイザナミの死を経過してから、イザナギは三貴子を産む。
続きを読む『青い花束』を読む
岩波文庫の『20世紀ラテンアメリカ短篇選』で、パスの『青い花束』を読んだ。非常に短い作品だがとてもよかったので、この記事を書くことにした。
続きを読む影と鏡像5
影と鏡像は負の姿である。それは正の姿としては、古事記における二ということになる。西洋的な価値観から古事記における二の姿を見ると、それは影と鏡像として目に映る。
続きを読む『街とその不確かな壁』を読む
村上春樹の『街とその不確かな壁』について書く。この本は別段面白くはないし感動的でもない。文章そのものにもこれといった刺激や独特の味はないから、読者としては最初から最後まで同じ味のコース料理を食べさせられているような気持ちになる。
続きを読む『古事記』を読む1
いま僕は河出文庫の現代語訳の『古事記』を読んでいる最中だ。全体の1/3まで読み進めた。今日はここまでで心に留まったことを書いてみたい。
続きを読む『書記バートルビー』を読む
僕は光文社古典新訳文庫で『書記バートルビー』を読み、その後に柴田元幸の訳で『書写人バートルビー―― ウォール街の物語』を読んだ。
続きを読む『1Q84』を読む4: 卵型の比喩
リトル・ピープルに対抗するもの。それこそが個人の願いである。自分固有の願いを持ち、育て、また自覚すること。それを守り切り、かなえること。
続きを読む『1Q84』を読む3: リトル・ピープルの正体
前回の記事で、見えない力が作用して、作用される側が力を行使するという構造について言及した。これはリトル・ピープルについても同じことが言える。
続きを読む『1Q84』を読む
あらためて村上春樹の『1Q84』を読み解いていく。本稿は読み解きをおこなった記事の目次である。
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