六つの塔

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六塔掌月のブログ

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2023年

  1. 『1Q84』を読む2: 海の直喩と月の隠喩

    『1Q84』には海を軸にした直喩が頻出する。次に一覧を掲げたので確認していこう。ページ数は文庫版を参照している。1Q84年の世界には二つの月が空に架かっている。

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  2. 影と鏡像4

    主人公が引き裂かれの状況に置かれている時に、二つの異なる道の融和を図らざるをえないのは、往々にして作者にとっても困難な道である。

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  3. 『フランケンシュタイン』を読む

    光文社古典新訳文庫でシェリーの『フランケンシュタイン』を読んだ。とても面白かった。そこで今回はこの本について書いてみたい。

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  4. 影と鏡像3

    本稿では次の作品群をとりあげる。『ウィリアム・ウィルソン』は単純な構造の作品である。一般的に言って影と鏡像という現象の根底にあるのは、自己の良心と欲望の相剋であるが、この作品では影が良心として立ちあらわれ、本体のほうは欲望を体現している。

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  5. 影と鏡像2

    影と鏡像という構造の中心にあるのは引き裂かれへの独自の態度である。影と鏡像は、主人公が二つの力に引き裂かれる状況に陥っているときに、その解決を、片方の抹消ではなく、両者の融合でおこなおうとする場合に立ち現れる。

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  6. 村上春樹の小説のどこがいいのかと聞かれたら

    僕は今まで答えるのに困る問いがあった。村上春樹の小説をまったく読んだことがない人から「彼の作品ってなにがいいの?」と尋ねられた場合に、どう答えればいいか分からなかったのだ。

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  7. 影と鏡像

    影と鏡像という文学のテーマがある。これはシャミッソーの『影をなくした男』という小説から開始されたらしい。明らかな後継作品としてホフマンの『大晦日の夜の冒険』がある。

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  8. 『日はまた昇る』を読む4

    前回の記事で説明した通り、『日はまた昇る』は『ドン・キホーテ』的な小説にとって替わることを狙って書かれた。ドン・キホーテをなぞらえた人物であるロバート・コーンが滅んで、若者ロメロがあらわれるという物語構成にその意図はよく表現されている。

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  9. 『1Q84』を読む5: 『城』のアンサーとしての『1Q84』

    カフカの『城』については以前解説した。『城』が抱える本質的な問題に村上春樹の『1Q84』は答えていると思うので、今回はそれについて説明する。

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  10. 僕の考える小説の歴史の仮説

    いままで僕は小説の歴史というものを意識したことがなかった。それはとほうもなく巨大なもので、僕のような小者には到底理解できないに違いないと思いこんでいた。

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