記事一覧 3ページ目
2020年
世界で最も偉大な小説と二番目に偉大な小説
世界で最も偉大な小説はセルバンテスの『ドン・キホーテ』である。特にその中の短編『愚かな物好きの話』がそうだ。セルバンテスはそこで小説におけるもっとも基本的なテクニックを構築し、誰にでもわかる形で明らかにしてみせた。
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2019年
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読む
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』はタイトルに「ハードボイルド」という言葉を含んでいる。本書中にヘミングウェイという言葉が出てくることを考慮すると、これはおそらくヘミングウェイの文学的スタイルを指した言葉だろう。
続きを読む村上春樹流の死と復活
『文學界』の2018年7月号と2019年8月号に掲載された村上春樹の短編『チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ』と『ウィズ・ザ・ビートルズ』について考察する。
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2018年
『ノルウェイの森』を読む
本記事では村上春樹の『ノルウェイの森』を読み解いていく。引用時に示したページ数は講談社の文庫版にもとづいている。まずはビートルズの曲について確認していこう。
続きを読む『ささやかだけれど、役にたつこと』を読む
カーヴァーの短編『ささやかだけれど、役にたつこと』について書く。カーヴァーはこの小説を書く際に、普段は接近することのない二つの人間の層を念頭に置いた。
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2017年
『海辺のカフカ』読解メモ・下巻
別記事からの続き。「あなたは僕のお母さんなんですか?」、僕はやっとそう尋ねる。 「その答えはあなたにはもうわかっているはずよ」と佐伯さんは言う。
続きを読む『海辺のカフカ』読解メモ・上巻
以前『海辺のカフカ』を読んだ時にメタファーについて説明する記事を書いた。そのまま一回しか読まずに置いていたので、最近再読を初めた。
続きを読む非対称な一対の存在
『1Q84』を読んでいてつくづく思うのは、この作品は論理の構築物であるということだ。これほど理路整然としたパズルも他にない。
続きを読む『ドラゴンボール』における代替わりというテーマ
本稿では漫画『ドラゴンボール』のセル編の物語について解説する。セル編は単行本の28巻から35巻までに収録されている。セル編にはさまざまな親子の組が登場する。
続きを読む『ダンケルク』を観る
クリストファー・ノーランの映画『ダンケルク』を観た。ともかく、終始誰かから何かを貰いっぱなしという映画だった。主に戦地にいる兵士たちの視点で物語が進んでいくのだが、彼らは死んだ兵士から靴を貰い、水筒を同僚の兵士に分け…
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